中国　短期間で世界一ビル建設工事に着工

【上海時事】22日付の中国紙・毎日経済新聞によると、
湖南省長沙市で20日、超高層ビル「天空都市」の着工式
典が行われた。

高さは838メートルと、アラブ首長国連邦（UAE）ドバイ
の「ブルジュ・ハリファ」を10メートル上回り世界一に
なるという。

外壁や床などを事前に工場で組み立てるモジュール化に
より工期はわずか10カ月と見込むが、地震や強風に対す
る安全性などを疑問視する見方も出ている。

建設するのは、業務用空調機の製造や不動産開発などを
手掛ける地元の民営複合企業、遠大科技集団。

同社ホームページによると、「天空都市」は地上202階、
地下6階建てで、住宅4450戸、ホテル250室のほか、小中
学校や病院なども整備する。

工期は地下部分が6カ月、地上部分が4カ月で、外観は20
14年4月に完成予定。　

誤った競争意識の発露がこんな無謀とも思える暴挙を
敢えて実行しようとする思考には、私はついていけない。

果たして、入居者はいるのであろうか。
そこまでしなくとも、現在の中国の経済力は既に全世界
に行き渡っていると思えるのであるが、何を目的として
こんなものを造る必要があるのか理解に苦しむところで
あります。

バヘルの塔の二の舞にならなければいいのだが。
他国のやることにケチ付ける気はサラサラないが、少し
歯止めを利かしたらどんなものだろうか。