長時間座り続けると寿命が縮まる

座る時間長いと寿命短く
オフィスで何時間もパソコンの前に座って過ごし、家に
帰るとソファに寝そべって漫然とテレビを見ている人は
たくさんいるだろう。


そんなサラリーマンにとってぞっとするような研究成果
が最近報告されました。


「座り続ける生活」が寿命を縮めている可能性が米国の
調査研究で指摘されたのです。


ルイジアナ州立大学ペニントン生物医学研究センターの
ピーター・カツマルジク博士は、「座っている時間」や
「テレビを見ている時間」と寿命の関係を報告している
論文をレビューし、それらが寿命に与える影響を包括的
に解析しました。


その結果、平均的な米国人はテレビを見ている時間を含め
て1日平均7.7時間も「座って過ごしている」ことが
明らかになったのです。


また、座る時間を1日3時間未満に抑えると平均寿命は
2.00年伸びる可能性が示唆されました。


加えてテレビを見る時間を1日2時間未満に抑えるとさ
らに1.38年延びる可能性があると言うのです。


カツマルジク博士は「座っている時間が長いと、2型糖
尿病や心臓病の発症リスクを増やすのみならず、がんの
発症リスクも増やしている。」と強調しています。


そして、座っている時間を減らす方法として、立ったま
ま作業できる机やルームウォーカー付きデスクを活用し
たり、歩きながら会議をしたり、電子メールを使わず同
僚の席まで話に行ったりというオフィスでの工夫を提案
しています。


「座る」習慣をエクササイズに変換する有効な手段とし
て、仕事用の椅子にエクササイズボールを置き、その上
に座るというのがあります。


著者もオフィスで愛用しており、パソコンに向かう時間
が多いサラリーマンにはオススメのエクササイズになる。

平成25年6月13日夕刊【白澤卓二:順天堂大学院教授】



如何ですか?ご同輩の皆様方。あまり頂けない研究成果で
あると思わせるものがありますナ。