山本監督へ続投要請

日本野球機構(NPB)が、第3回WBCの日本代表を率いた
山本浩二監督(66)に対し、4月以降の続投を要請すること
が17日(日本時間18日)、分かった。


同監督はこの日、去就に関して明言を避けたが、加藤良三コミ
ッショナー(71)が、帰国後にも続投の説得にあたり、20
15年に新設される国際大会「プレミア12」へむけたチーム
強化を託すことになる。


日本が敗退した準決勝の試合後、球場で観戦していた加藤コミ
ッショナーはサンケイスポーツの取材に「試合が終わったばか
りで、先のことはどうなるか分かりません。
全く決まっておりません」と監督問題について明言を避けた。


さらに「侍ジャパンの形をどうするのかも含め、全ては帰国し
てから」と続けた。


だが複数の球界関係者によれば、日本を準決勝に導いた山本監
督の手腕は高く評価されている。
国内組だけでチームを編成し、中田(日本ハム)、坂本(巨人)、
前田健(広島)ら初選出の若手を多用して好結果につなげたこ
とが理由だ。


山本監督はこの日の試合後、「今はそこまで考えられん。それ
どころじゃない」と質問をさえぎった。


契約は3月までだが、帰国後にも加藤コミッショナーが正式要
請を経て、新たに契約を結び直すことになりそうだ。


NPBと12球団は昨年、日本代表の常設化を決めた。
国際試合を多く設けることで収益を確保するためだ。
既に年間10億円を超えるスポンサー収入を確保し、
今秋も国際強化試合を実施する方針だ。


専従の代表監督を置くことは、ビジネスを成功させる上でも必
要条件となっている。


2年後の2015年3月には、国際野球連盟(IBAF)の国
際大会「プレミア12」の第1回大会が日本で開催される予定。


2年後に山本監督は68歳になるが、当面はこの大会をメドに
代表監督を務めてほしい考えだ。


筆者も山本監督の続投要請に大いなる賛同を表したい。
監督就任を有力視された候補者が、次々と監督就任を辞退する
中、一人山本浩二が監督就任を引き受けてくれた経緯を思うな
らば、監督続投要請は当然の理だと筆者は思います。


山本監督に再度WBCに挑戦し、必ず優勝をもぎ取って欲しい
ものです。
彼の手腕は、今回の大会で充分に証明されたと言えるでしょう。


是非、監督就任を願っています。
そうなれば、広島カープの山本監督はナシとなるのだろうか。





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