球児ソ゜ーンで球審幻惑
球児ゾーン」見つけた!火の玉で球審幻惑
3試合連続無失点の藤川。
高めの直球も使えるめどが立った 。
米大リーグ、カブスの藤川球児投手(32)がナ・リ
ーグの同じ中地区・ブルワーズ戦に4番手で初登板し、
1回を3者凡退。
高めのボール気味のコースを「ストライクと言ってくれる」
と驚きの発見を明かした。
阪神時代からの「球児ゾーン」で投球の幅がさらに広がる。
新発見だ。
これから何度も相まみえる同地区のライバル、ブルワーズ戦。
藤川自慢の剛球が、ストライクゾーンを“拡大”させた。
「普通の投手なら高めのボール球なんですけど、僕のボール
はピュッと伸びるからか、たぶんストライクと言ってくれて
いると思う。
その辺がどこまで使えるか」
これまで抱いていた疑問が確信に変わった。
1点ビハインドの七回に4番手で登板。
さまざまな変化球などを駆使して、3人でピシャリ。
その過程でラッキーな直球の見逃しがあった。
ツーシームなどの動く速球系が主流のメジャーにあって、き
れいな縦回転のフォーシームは珍しい。
特に右腕の真っすぐは阪神時代から他の投手より回転数が多
く、浮き上がるといわれた。
かつて通算355勝を重ねたグレグ・マダックス投手は精密
機械といわれるほどの制球力で際どい球でもストライクとコ
ールさせてしまう、通称「マダックスゾーン」があった。
こちらはまさに「球児ゾーン」だ。
「アンパイア(の傾向)はゲームの中で見るしかない。
それに打者の反応を見ることが重要。
(きょうは)高めが有効だとわかりました」
最速92マイル(約148キロ)をマークした高めの快速球
で2度、フライアウトを奪った。
強気に勝負できるコースがストライクなら…。
「球児ゾーン」で鬼に金棒だ。
どうやら、球児も春の到来と共に、調子を戻してきたようだ。
彼の活躍に満腔の期待を込めて応援しよう。
がんばれ侍ジャパン!! がんばれ球児!!