松坂投手インディアンスと契約

噂雀のオシャベリレッドソックスからFAとなり、インディアンスと最終
交渉に入っていた松坂大輔投手(32)が10日(日本
時間11日)、マイナー契約で合意した。


12日(同13日)からアリゾナ州グッドイヤーで始ま
るメジャーキャンプには、招待選手として参加する。


メジャー昇格した場合の年俸も設定されたスプリット契約で、
メジャー昇格時の年俸は150万ドル(約1億4000万円)。
出来高払いを含め、最高で400万ドル(約3億7200万円)
となる。


松坂の新天地がキャンプ目前で決まった。
復活を目指す場所として選んだのは、インディアンス。
先発陣の層が薄く、確定しているのは3枚で「どれだけ
先発できるチャンスがあるか」という松坂の希望に合致
した。


さらに、レッドソックス時代の恩師だったテリー・フラ
ンコナ監督が、今季からイ軍の指揮を執ることも大きく
影響した。


マイナー契約の詳細は不明で、メジャー昇格を果たして
も年俸は150万ドル。


昨季の7分の1以下、8億円以上の大減俸である。
それでもイ軍の期待度は高い。
一定の先発試合数とイニング数に応じ、それぞれ20万
ドル(約1860万円)ずつ、10万ドル(約930万
円)ずつ、細かくアップしていく段階式の出来高が、そ
の表れだろう。


満額に設定された160イニング、先発30試合は、レ
ッドソックス時代の07年と08年にクリア。


それぞれ15勝、18勝とエース格としての働きを見せた。


肘の腱移植手術は、術後2年目以降に飛躍的に状態が良く
なると言われ、あるア・リーグのスカウトも「昨年も肘
の手術明けでは球速も出ていたし、球威もあった。
故障さえなければ活躍できる」と注目していた。


開幕メジャーを勝ち取れば、4月8日(同9日)からの
本拠地開幕カードで尊敬する先輩であり、ライバルのイ
チローがいるヤンキース戦に登板する可能性もある。


キャンプで復活をアピールし、メジャーで戦える力があ
ることを証明する。



これで松坂投手が所属する球団がきまり、さぞかし本人
も、ホッとしていることだろう。


あとは、ダルビッシュと共に、アメリカで旋風を巻き起
こす活躍を見せて欲しいものですネ。


松坂投手の這い上がりを、しっかりこの目で確認したい
ものだ。


大いなる期待をしています。






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