しきたりと風習

今が暑さのまっさかりとでも言える暑さが続く。



私がよく飲みに行く安居酒屋で、若い客と昔話をしていると説明に困難が生じることが多く、相手方も私の話の内容を理解できたとは思えない場面が多くなってきたようだ。



今では使われなくなった死語に近い道具類に話が及んだ時にはその傾向が強かったようだ。



そこで感じたのが、日本の様々な風習やしきたりに共通しているのは、「自然に対する畏敬」であろう。



自然の中に神を感じ、人間の手に負えない存在として畏れ敬い、自然の前に皆が平等であることに気づき無事に過ごせることを感謝する気持ちが私達の先輩達の支えになってきたのである。



いつのころからか人間が自然を制圧し、コントロールできるもりと思い始めてから人々の連帯感が薄れ、自然を敬う気持ちも消えていった。
「おてんとうさまに恥ずかしくないように」等という言葉は今の若い人にはその意味が分らないだろう。



誰かが見ていなくもきちんとまっとうに生きる、という精神はかって庶民の多くが共通に持っていたものだ。



風習は表現や形を変えたものになっていることが多い。
しかし時折その意味を考えると様々なものが見えてくる。 





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