解毒=デトックス
解毒=デトックス
老廃物・食品添加物・大気汚染等により、私達の体内に
は「有害物質」=「毒素」が蓄積されています。
解毒=デトックスとは、「排毒」「浄化」という意味で、
これらを体外へ排泄する為の両方や健康法の事です。
では、なぜ体外排出する必要があるのでしょうか?
★体内毒素を出さないと、健食効果も半減
体内の有毒物質をデトックス(解毒・排泄)する事により、
「体の酸化を防ぎ、私達に備わっている自然治癒力を高め
・健康を維持・回復していく」効果があります。
普段身体に取り入れている健康食品等のビタミン・ミネ
ラルその他身体に良い栄養素は、いくら摂取しても、身
体の中に溜まっている毒素を排泄しない限りその効果は
半減してしまいます。
身体に良いものを摂取しても、それを受け入れる体が毒
素でいっぱいだったら良いものも吸収できません。
先ず、体内の「汚れ」を大掃除し、活性酸素の発生源を
除去する。
即ち「まず毒を消してから、身体に良いものを摂りいれ
る。」これが解毒の重要なポイントです。
★何が体内に溜まっているか?蓄積された事により身体
にどんな影響を及ぼすのか?
過剰な活性酸素が血液をドロドロにしたり、健康を妨げ
る事は知られています。
その活性酸素を過剰に増やしてしまうのが薬物・放射線
・重金属・化学物質等、様々な有害物質です、
生きている限り、私達が身の回りの有害物質から完全に
身を守ることは不可能に近く、殆どの人が多かれ少なか
れ有害物質を体に摂りいれています。
更にこれらは色々なストレスと関係して体内で活性酸素
を過剰に発生させ、体のあちこちで機能障害を起こす原
因になり得るのです。
★活性酸素は体に必要なもの。けれど・・・
現代人の多くが活性酸素を過剰に作り出しています。
そもそも活性酸素とは呼吸や新陳代謝で必ず発生するも
ので、身体に侵入する黴菌や有害物質を取り除く役目を
する物質です。
しかし、現代人は過度のストレスや環境汚染等により、
必要以上に活性酸素を作り出しています。
この活性酸素の過剰発生は「酸化作用」=「老化」を促
して、通常は影響のない正常な細胞までに害を及ぼすよ
うになります。
更にこの活性酸素と有害物質による体調の悪化によって、
様々な症状を引き起こす原因となるのです。
★生活の中での身近な有害物質
有害物質は、大きく分けて次の二つに分類できます。
(どちらも身近に存在する有害物質です。)
1)有害化学物質(ダイオキシンなどの有害な合成化学
物質や有害な合成着色料等の添加物)
2)有害ミネラル(水銀・鉛・カドミウム等の有害重金
属やヒ素)
1)有害化学物質
有害物質の中でも最も影響が懸念される物が、
食物に含まれる化学物質です。
例え微量であっても直接摂取する物だけに、その
影響は測り知れないものがあります。
≪農薬≫日本では規制されていても外国で使用され
ている農薬や、収穫後に使用されるポストハーベ
スト農薬、環境ホルモンの疑いがある農薬等もあり、
まだ実態が明らかになっていない点が多く、危険性
が潜んでいます。
調査によれば、市販の農産物には30〜40%の
農薬が残留しているという事です。
≪加工食品≫驚く事に、我々が食べている加工食品
に添加された食品添加物を、日本人は1人約4kg
も1年間に食べています。
これまでに発ガン性が化学物質は数百種類にも上り、
中にはアレルギーを発症させる疑いのある物も少
なくありません。
≪水≫飲料水に関しても酸性雨等の科学汚染により、
人里離れた山奥からも塩素系有機物質が検出されており、
もはや安全とは言い切れなくなってきています。
≪生活用品・薬≫化粧品・シャンプー・ヘアケア剤
にも当然科学物質が含まれており、病院や薬局で
処方される薬剤ですら副作用や依存症の問題もあ
ります。
2有害ミネラル
特に注意しなければならない有害ミネラルとして、水銀
・ヒ素・ガミウム・アルミニウム・鉛等があります。
≪水銀≫工場排水・魚介類の水銀汚染は生殖機能やホル
モン系に影響を及ぼし、たとえ微量でも体内に蓄積さ
れると毒性が高まります。
欧米では特に胎児へ悪影響を及ぼす為、妊婦・授乳中
の母親・幼児に対して水銀汚染度の高い魚(マグロ・
めかじき等)の摂取制限を勧告しています。
米国の研究機関の発表において
・三種混合ワクチンを受けた子供は、アレルギーにかか
る率が通常の5倍である事
・ぜん息・アレルギー・湿疹の発症率が高くなる事
・注意欠陥障害(他動児)/ADHD(集中力持続が短く、
気が散り易い特徴の障害)や自閉症等、神経系の発達
障害がみられる事が報告されています。
≪カドミウム≫ 腎臓機能障害や重症の骨軟化症を引き
起こす原因となります。
煙草の煙のカドミウムは喫煙者でなく
ても喫煙者の近くで煙を吸ってしまうと、
当然その危険性は高まります。
≪アルミニウム≫本来、アルミニウム事態は自然界に多
く存在していて、水・野菜・穀物・海産物
・家畜にも含まれています。
腎臓の働きが正常であれば、大部分が排
泄されるのですが、腎臓の機能が低下す
ると体外に排泄されず、脳内に侵入して痴呆
症状を引き起こす恐れがあります。
≪鉛≫鉛は大気・食物・水等を通して体内に入ると骨等に
蓄積され血液や神経系を害します。
このように、私達の身の回りには有害物質だらけです。
なんでも危険と決めつける訳にはいきませんが、
どんな害が及ぶか分らない物は出来るだけ避け、
極力身の回りの有害物質を排除し、解
毒することが大切です。
以上のことから解毒=デトックスの必要性を理解できたものと思います。
そこで次に話を進めます。
★どうやって排泄されるのか
人間の身体には元々つぎのような解毒機能が備わっています。
●便・・・有害物質の約70%を排泄。血液中の有害物質により
腸内細菌へ影響が及び、便秘や軟便といった症状になる事があ
ります。本格的な解毒を考える上で、腸内環境整備は確実に行
う必要があります。
●尿・・・約20%を体内より排泄。塩分・有害ミネラル・食品
添加物・老廃物・余分な水溶性ビタミンなどの不要物を尿とし
て体外に排泄します。
尿の回数が少ない人やスムーズに排尿出来ない人はミネラルウ
ォーター等での水分補給や腎臓機能を高める食品、利尿作用が
ある食品(どくだみ茶等)を摂りましょう。
●汗・・・皮脂腺から出る汗は、尿では排泄されない脂溶性の環境
ホルモン・有害物質を排泄します。
汗をかきにくい人はハープや香辛料の入った料理・適度な水分補給
・ショウガ等発汗作用のある物の摂取で食生活を改善すべきです。
●息・・・肺からの呼気によって体に不要な炭酸ガス・メルカプ
タンなどを排泄します。
※一口メモ・・ 良く噛むことで“毒”は半減する
体内に入った有害物質は、主に腸管や肝臓などの働きによって
解毒されますが、これら以外にも人間の身体の中で毒素を分解
する働きを持っているのが「唾液」です。
中でも身体により良い効果をもたらしてくれるのが、
『刺激唾液』
例:梅干を見ただけで出てくる唾液)です。『
刺激唾液』には消化酵素以外にもたくさんの酵素やビタミン・
ミネラルなどが含まれており、その中に細菌を殺したり、
ウイルスには可能する様々な免疫抗体、活性酸素を取り除
く作用がある酵素が含まれています。
従って、食べ物を口に入れたら、最低30回は噛む事を習
慣づけましょう。更にゆっくり落ち着いて噛む事を習慣づ
ける事で唾液の分泌量が増え、毒消し効果が高まります。