慢性腎臓病の原因細胞特定を公表 東北大

<慢性腎臓病>原因細胞を特定…東北大グループ
毎日新聞 7月6日(土)6時0分配信


東北大の研究グループは5日、慢性腎臓病の原因細胞を
特定したと発表した。


日本で1300万人以上の患者がいるとされる慢性腎臓
病の治療方法開発につながる可能性がある、としている。


米腎臓病学会誌(電子版)に掲載される。



相馬友和研究員と山本雅之教授らのグループによると、
高血圧や糖尿病で腎臓の機能が落ちると、腎臓内にコラ
ーゲンを作る細胞が出現する。


この細胞は腎臓を硬くして、赤血球を生み出すホルモン
エリスロポエチン」を作る機能を低下させる。


赤血球が減って腎性貧血を起こし、さらに機能が低下す
るという悪循環に陥る。


研究グループは今回、腎臓内にコラーゲンを作り腎臓を
硬くする細胞について、エリスロポエチンを作る細胞が
炎症により変化したものであることを突き止めた。


炎症を抑えると、再び同ホルモンを作る正常な細胞に戻
ることも確認した。


相馬研究員は「細胞の炎症を制御できれば、腎臓病の予
防や治療に応用できる」と話している。


私は、医療とは全くの門外漢ながらも、報道と共に解説
した記事を併せ読みしてなんとか理解に努めているので
あるが、最近、医学の進歩に大きく寄与する大きな発見
が相次いでいることは分かる。


この報道もその一つであろう。
嬉しい発見が地方大学から、続々公表されているが、実
用化まで実現したとの報道は未入手。


今後の更なる発展・向上を願っている。
私も、この腎不全で亡くした友人が、随分長く闘病生活
を強いられた末に、旅立って逝った経験を有しています。


その彼が生存中にこの報道が出合っていたならば、彼が
いかに喜んだことであろうと思うと、一刻も早く実用化
されることを望んでいられる罹患者当人並びに多くの家
族の方達を救ってやれないものかと、地団駄踏む思いで
いっぱいです。



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