朝の目覚めの一服

先日、米ペンシルベニア州立大学の生物行動学講座の研究グル
ープから「目覚め直後の一服は、肺がんや口腔がんの発症リス
クを高める」という研究結果が、専門誌に報告された。


調査は全米健康栄養調査に参加した成人喫煙者、約2000人から
採取した血液サンプルと喫煙習慣を分析。


その結果、その日最初のたばこを起床後30分以内に吸う人は、
31分以上たってから「最初の1本」に手を伸ばす人よりも、た
ばこ特有の発がん物質の血中濃度が高かったのである。


研究者は「起床後にすぐたばこを吸うと、より深く吸入するた
め肺がんや口腔がんの発症リスクを高める可能性がある」とし
ている。


実は、2年前にも同大学公衆衛生学の研究グループが「目覚め
の一服」と、口腔がんを含む頭頸部がんとの関連をアメリカが
ん協会の機関誌で報告している。


同調査は1850人の成人男女(平均年齢58歳)を対象に実施された。


年間喫煙本数の影響を調整したうえで「最初の1本」の時間で
解析したところ、31〜60分以内に「最初の1本」を吸う喫煙者は、
1時間以上たってから吸う人よりも1.42倍、30分以内に吸う喫煙
者は1.59倍も発症リスクが高かった。


当時のデータでは、頭頸部がんのうち、起床後30分以内の「最
初の1本」と最も強く関係したのは咽頭がんだった。


1時間以上たってから吸う人の発症リスクを1とした場合、
2倍以上も発症リスクが高まることが示されている。


その他、上あごにできる「口蓋がん」の発症リスクが1.87倍、
舌の真下にできる「口腔底がん」は1.76倍だった。



日本人の口腔がんは頻度こそ全がんの約2%と低いが、50〜60
代の比較的若い年齢で発症する。


また、場所が場所だけに治療後は顔面の変形や飲み込めない、
言葉を失うなど大切な機能が損なわれやすい。


起床後、すぐたばこに手を出す人は「ニコチン依存症」の可能
性が高いのだから、当然、致死的な肺がんの発症リスクも上昇
する。


まずは31分、我慢できるか試してみること。
禁煙への第一歩になるかもしれない


こういう喫煙による様々な弊害を目にするのは、禁煙実行中の
この身にとり、とても有意義な記事となる。


朝の寝ざめの一服ということ体に及ぼす悪影響が述べられてい
るが、寝ざめの一服などといって煙草を吸っていたら、絶対に
禁煙はできるものではありません。


徹底して一日中煙草を手にせず、それを最低でも3ヶ月継続し
なければ、断煙成就できるものではありません。


禁煙を継続していくために、背中を後押しするための役割を果
たす記事であったことを認めます。


今後も喫煙による弊害、禁煙による良結果、禁煙継続を鼓舞す
るコンテンツを私は出来得る限り、目を通していく所存です。


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