円安直撃、値上げ続々 家庭でのデメリット顕在化
円安が進んで原材料を輸入に頼る食品や生活用品の値上げが続
いている。
企業業績は回復しているが賃上げの動きは広がらず、家計負担
は増大するばかり。
小麦粉や油等原材料の値上げが加工食品に波及するのはこれか
らで、更なる負担が家計を直撃することになる。
消費者は値上げに敏感なだけに小売り側も値上げに頭を抱えて
いる。
【萩原博子さん】経済ジャーナリストに聞く。
★円安について
A)円安で輸出が好調になり、設備投資も進むメリットがある
はずだった。
だが、自動車等輸出企業は円高局面で海外生産を高めた為、
円安による輸出や設備投資の増加は依然ほど期待できなく
なっている。
株高で富裕層の資産は増えても一般家庭の賃金は低水準の
まま。
春闘も終わり、今後1年間の給与は変わらない。
★食品等の値上げについて
A)小麦粉や電気代だけではない。外国産飼料や燃料費も上が
り、肉・魚類にも影響する。
来春の消費増税もあり、家計負担は嵩む。一般家庭では円
安のデメリットが顕在化してくる。
との、あまり芳しくない景気情報でした。
アベノミクスとマスコミが騒いでも、それに乗せられないこと
も必要ですネ。