保育所待機児童0となる 横浜市

横浜市「全国最多」から3年、待機児童ゼロに 林市長「成功
モデルできた」
  【産経新聞 5月20日(月)12時12分配信 】


横浜市は20日、今年4月1日現在で市内の認可保育所の待機
児童数がゼロ(前年同期比179人減)を達成したと発表した。


平成22年には全国で最も多い1552人を数えた同市の待機
児童数は、21年に初当選して「待機児童ゼロ」を掲げた林文
子市長による積極的な施策により、短期間で解消された。


同市の待機児童数がゼロとなったのは、現在の算出定義となっ
た13年以降では初めて。


会見した林市長は「一つの成功モデルができたということで、
(全国の自治体へ)大いに情報公開していきたい」と話した。


同市の待機児童数は過去10年間、増減を繰り返しながら平均
数百人規模で推移。


これに対して林市長は(1)民間企業の参入促進による認可保
育所の整備(2)認可外だが同市が保育士数や面積などの基準
を定めて認定する「横浜保育室」の増設(3)ニーズに応じた
保育施設の紹介を行う「保育コンシェルジュ」の導入−などを
進めた。


同市の施策には政府も注目。
安倍晋三首相は4月の成長戦略に関する演説で、女性の雇用促
進に向けて「横浜方式」による29年度までの待機児童ゼロを
目指すと表明している。


同市は今後も待機児童数の「限りなくゼロに近い状態」を維持
するとしているが、保育士の確保や保育の質向上などが課題と
なる。


「たかが、保育所、」とは言う気はないが、「やればやれるじ
ゃないか」と言いたくなる記事である。


真剣に課題と取り組めば、思った以上の実績をあげることが出
来るのではないかと、期待を持たせる記事である