北朝鮮のミサイル発射騒ぎ

4月10日前後に、北朝鮮がミサイルを発射するとの情報が入
り乱れているが、幸いにも今のところ、発射されていないよう
である。


マスコミのこの件への報道も過熱気味な感じである。
勿論、北朝鮮のこれら一連の動きには、非常に不愉快なる感想
を持つことに、同意はするが、それと同時に少し騒ぎ過ぎ・又
は過剰反応し過ぎの感も否定できない。


こういう時に、マスコミに頻出する軍事評論家又はこれに類す
る評論家或いは外交アナリスト関係者の発言が、一般視聴者の
混乱をより一層の混乱を招いているようである。


ここは一番、冷静な論調を期待したい。
かの国は日本のこの混乱振りを、冷やかな笑いを浮かべて、凝
視しているかも知れない。


日本のこの混乱に貶めることこそが、かの国の狙いであったか
も知れない。


防衛力の欠如が、この混乱を大きくしていることを、私も含め
て国民がしっかり認識し、これからの日本の防衛ということに
対して、真剣に、取り組んでいく必要があることを認識すべき
大きな宿題となったのである。


平和な日本も、国家の防衛力を抜きにして、考えることも成り
立つこともないのである。


如何に他国の非を打ちならそうとも、それだけではものの役に
は立たないのである。



防衛力強化と好戦国・戦争開始とを同列に論じる愚は止めよう。
世界大戦という事変は現代では想像できぬが、局地戦というこ
とは充分に考慮しておくべき課題となるであろう。



軍事アナリストの解説に一喜一憂するのではなく、将来を見据
えた長期的防衛力の保持が喫緊の課題となるのではなかろうか。





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