噂雀のオシャベリ 中国大気汚染 日本への飛来懸念

中国東部で深刻化している大気汚染が、日本にも影響を及ぼす
ことに懸念が出ている。


 中国では今年に入り、北京市などで汚染物質を含んだスモッグ
に覆われる日が続き、体調を崩す住民が急増。


飛来したとみられる汚染物質が日本でも確認され、西日本の一
部では基準値を超える汚染物質が観測されている。


加藤勝信官房副長官は31日の記者会見で、「ただちに日本へ
の影響があるレベルではないが、引き続き環境省で大気汚染物
質の状況を調査するなど、適切な対応を図っていく」と述べた。


懸念されているのは、大気汚染物質の一つで、直径2・5マイ
クロ・メートル(1マイクロは100万分の1)以下の微粒子
状物質「PM2・5」。


吸い込むと肺の奥まで入り込み、肺がんなど呼吸器や循環器の
疾患の原因になる可能性がある。


 環境省によると、10日夜から北京市を中心に中国東部で大
気汚染が発生、14日まで主要都市で汚染が確認された。
同市内の濃度は多い時には大気1立方メートルあたり
約500マイクロ・グラムで日本国内の基準(1日平均35マ
イクロ・グラム以下)の十数倍にあたる。






  トップページへ戻る