瓦版斜め読み(W杯アジア最終予選)

「W杯アジア最終予選オマーン‐日本」
                 (14日、マスカット)


中東の暑さに、サッカー日本代表アルベルト・ザッケローニ
監督(59)が13日、危機感を強めた。


マスカット市内で「唯一の不安であることは間違いない」と
オマーン戦の前日会見し、相手より暑さを警戒した。
現地時間午後3時30分の試合開始で、気温は30度を超える
ことが確実。


勝てばW杯本大会に王手がかかる重要な一戦を前に、緊張感が
増してきた。
両チームは試合会場で公式練習を行った。


海外組の直前合流も、もう慣れている。チームづくり自体に
不安はない。
それでも中東独特の暑さだけは楽観視できなかった。


暑さの影響を尋ねた現地メディアの質問に、ザッケローニ監督
は「暑いところでの試合はどういうものになるか、想定できな
いところがあり、気候のところは唯一の不安であることは間違
いない」と、答えた。


実はザッケローニ監督はW杯予選を中東で戦うのは初めて。
11年1月にカタールでのアジア杯に出場し日本を優勝に導い
たが、冬だったことや夕方から夜にかけて試合が行われたため、
気温は20度弱と過ごしやすかった。


暑く、W杯予選という独特の雰囲気での中東は未知の領域だ。
この日の日中のオマーンは気温31度、湿度は70%を超えた。
前日深夜にオマーン入りしたDF長友が「湿気が気になる」と
漏らし、「暖かいところでサッカーができるのは充実している」
と強気なMF本田も中東でのW杯予選の経験はない。


試合が始まるまで、どんな影響が出るか分からないのが現実だ。


指揮官は選手に「試合3時間前に水を飲め」などの暑さ対策を
伝えている。
勝てばW杯出場に王手がかかる重要な一戦と認識しているから
こそ、会見では「夜8時に設定されていたなら違ったリズムの
試合が行われていたと思う」と恨み節も飛び出した。


体調不良を訴える選手が出た際にどう対処するか、手腕が試さ
れる。


なにはともあれ、今日、行われる試合に勝利して、サッカー
W杯出場を決定して欲しいものである。


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