日銀の量的・質的緩和を受けて株式・円相場回復基調

5日午前の東京株式市場は、日銀の「量的・質的緩和」を受けて
経済活性化期待が膨らみ、全面高の展開となった。


日経平均株価は一時600円近く値上がりし、2008年8月29日以来
ほぼ4年7カ月ぶりに1万3000円台を回復。
外国為替市場でも緩和効果により、09年8月以来の1ドル=97円
台まで円安が進行した。


日経平均は午前10時現在、前日比380円77銭高の1万3015円31銭
で推移している。


円安で企業業績の改善期待が一段と高まった上、4日の米国株式
市場が堅調な値動きとなったことも買い安心感を強めた。


世界的な「カネ余り」が進行する中、投資家が株式などリスク
の大きい資産に資金を振り向ける動きが活発化している。


日経平均は取引開始直後から上昇。


一時591円高となり、1万3200円台に乗せた。
市場関係者からは、日銀の新たな金融緩和について「デフレ脱
却に向けた黒田日銀の強い意志が感じられる」(大手証券)と
の声が上がっており、積極的な買いが継続している。


難しい経済の動きを理解し、他人に講釈垂れる身ではないが、
日本経済が不況から脱却できることを望む者にとって、円相場
株式相場の積極的動向には、ひとかたならぬ関心を寄せざるを
得ない。


日銀新総裁のさじ加減の良否は判じ難いところであるが、アベ
ノミクスの政策と共に注意深く見守っていきたいものです。





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