噂雀のオシャベリ、注目サッカー侍ジャパン年男の二人

2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会出場を目指す
サッカー日本代表にとって、今年13年は節目の1年になる。



3月には5大会連続5度目の出場を懸けて臨むW杯アジア最終
予選が再開され、B組首位の日本は敵地で迎える同26日のヨ
ルダン戦に勝てば、開催国以外では「世界最速」の本大会出場
が決まる。



代表勢で特に注目されるのは、ともに24歳の「年男」である
この2人。
香川真司マンチェスター・ユナイテッド)及び清武弘嗣
ニュルンベルク)である。



香川真司マンチェスター・ユナイテッド)はけがからの復活
を目指し、欧州で初めてのシーズンを戦っている清武弘嗣
ニュルンベルク)には大きな成長が期待される。



同予選の終わる6月にはW杯のプレ大会、コンフェデレーショ
ンズカップに参加。



1次リーグで同組となったブラジルやイタリアの胸を借り、さ
らなる飛躍を目指す。



かつて日本代表のエースが引き継いできた背番号「10」。
その系譜に連なる香川にとって勝負の年が明けた。



ビッグクラブでステップアップした香川が「ジャパン」の中心
としてブラジル代表、イタリア代表など強豪と渡り合う−そん
な初夢を実現する年だ。



欧州移籍3季目を、イングランドの名門マンチェスター・ユナ
イテッドで迎えた香川は、昨年10月の欧州チャンピオンズリ
ーグ・ブラガ(ポルトガル)戦で左ひざを負傷し途中交代。



当初、予想されたよりも重傷だったようだが、ようやく回復し
つつあるようだ。


香川にとって、同じような試練は今回が初めてではない。
日本が優勝を飾った2011年1月のアジア杯。
準決勝の韓国戦で右足小指付け根を骨折した香川は、サッカー
人生初の長期離脱を余儀なくされた。


当時はドルトムント(ドイツ)の主力としてチームを牽引。
手術後のリハビリ中に産経新聞のインタビューに応じ、「サッ
カーを始めてからこれまで長期の休みはなかった。


サッカーの神様から足もとを見つめて戦えと言われているのか
もしれない」と前向きにとらえようとしていた。


実際、けがから回復し、心身ともに鍛え直された香川の成長は
著しかった。


代表復帰戦となった同年8月の韓国戦で圧巻の2得点。
ドルトムントでも2連覇に貢献し、名門マンUへの移籍を勝ち
取ることになった。


昨年12月のアジア連盟の年間表彰では、新設された「アジア
以外でプレーする男子の最優秀アジア選手」に選出された。

名実ともに“アジアの顔”となった男の2度目の復活劇は20
13年から始まる−。






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